名古屋のブックカフェ「リチル」さんで落語してきました。2

てなわけで続きです。

 

今回は時そば。落語をあまり嗜まない人でもこの噺は何となく知ってるのではないでしょうか。

「今何時だい?」のフレーズでお馴染みです。

落語を初めて1年が経ちましたが、時そばは初めてでした。

あの、そばを食べるところをどうしても演じてみたくなって今回挑戦。

いやー、面白いですねー。演じてて非常に楽しい。

 

巧妙にそばの勘定をごまかす男を見た、普段はぼーっとしている男。

よせばいいのに自分もやってみようとあくる日にそば屋さんを捕まえます。

そのそば屋、「はずれや」の主人との掛け合いが何とも可笑しくて、ついつい入り込んでしまいます。

やはり語り継がれる噺っていうのは面白いですなあ。

 

この日は絶対に言いたかったくすぐりをいくつか忘れたりして残念でしたが、それでもそれなりにお客様は笑ってくれたので良かったなあと思っております。

 

そして腰楽さんの登場。

腰楽さんは「蒟蒻問答」。

寺の住職になりすましたこんにゃく屋のオヤジと、旅の僧との禅問答が非常に楽しいお噺。

流石に小学生の頃から落語に親しんでいたという腰楽さん。当たり前ですがワタクシなんぞとは比べ物になりません。うまい!

かなり難しい言葉がどんどん続くので、ワタクシにはちょっとできないなあ、と感嘆しつつありがたく拝見させていただきました。勉強になりました。

腰楽さん、落語を聴かせてくれただけでなく、「落語うんちく親父」の撃退法や落語にまつわるお話などプロジェクターを持参して聞かせてくださったり、江戸時代のゲームを披露してくれたりと非常に面白い会でございました。

やはり、外見で「おもろいでしょ!」と訴えかけてくる人ではなく、一見普通の人かな、と思わせる人が本当に面白かったりするのが世の中で、そういう人に出会えた時の喜びはまた大きい。

まさしく腰楽さんはそんな人で、またぜひご一緒させていただけたらなあと思っております。

 

そんなわけで非常に楽しく、そして学ぶことの多かったリチルさんでの落語会でした。

またいつか、お願いして帰ってきたいと思っております。

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