君は奇跡を体感したことがあるか。3

さあワタクシが伊勢神宮にてサンヒョクに興じているところで、ゆっこが何か妙案が浮かんだところ。

 

ゆ「あ、ナプキンならあるけど?」

 

大「・・・・・・・・ナプキン?」

 

ゆ「ナプキン。」

 

大「ナプキン、て、あの?」

 

ゆ「そう。あの。しかも二つある。」

 

冗談で言っているのか。

 

 

でも顔を見てると冗談を言っている顔ではない。

 

大「え?いいの?そんなの使っちゃって?」

 

ゆ「大丈夫。念のために持ってるやつだから。」

 

もうこっちは背に腹は変えられません。

 

靴の踵にナプキン入れてるなんて、はたから見たら気付きようがないとはいえ、かなりの変態です。

 

しかしそんなことは言ってられない。

 

シレーヌになるかならないかの瀬戸際なのです。

 

とりあえず現物を確認です。

 

平日とはいえさすがの伊勢神宮、人は多い。

 

こんな大胆な提案をしたゆっこも、これはさすがに人目には触れられないと見えて、端っこの人が少ないところへ。

 

リュックに手を入れナプキンを取り出すゆっこ。

 

その目は心なしか輝いているように見えます。

 

何かしら新しいイノベーションが起こるかもしれないという期待に胸を踊らせているのでしょう。

 

Macを作ったときのスティーブ・ジョブズさんもきっとこんな目をしていたに違いありません。

 

そんなゆっこの表情を尻目にナプキンを受けとるワタクシ。

 

流石に気がひけますが、それを手にしてビックリ。

 

なんとこれが最高の素材じゃありませんか。

 

ゆっこ曰く、「夜用だから厚みあるよ。」

 

まあそこは聞いてないからいらない情報だけど、厚みもサイズ感も素晴らしく申し分なし。

 

これは期待できそうだ。

 

靴紐をほどき、踵にそっと忍ばせる。

柔らかな感触を踵に感じながら、期待をこめて靴紐を結ぶ。

 

意を決して立ち上がる。

 

・・・・・・・。

 

・・・・・・・・・・・・。

 

くるぶしが靴から浮いている。

 

くるぶしに全く痛みがない!

 

痛みがないだけではない。

 

踵に適度にクッション性を持った為に履き心地がアップしている‼

 

今なら富士山どころかエベレストすら登頂できるだろう。

 

そうして再び歩き出した訳ですが、ワタクシのこころは痛みが無くなったことの喜び以外に、また別の感情が沸き上がってきていたのです。

 

この感情についてはまた次の機会に。

君は奇跡を体感したことがあるか。2

さあ伊勢神宮の参拝、足が痛くても一か八か行くか、諦めて引き返すかのところ。

正直、なんとか参拝できても帰りが地獄なのは見えてて戻りたいのが本音でしたが、ここまで来てお参りしないなんてのは相当悔しい。

カイムと合体し、あと一歩のところまでデビルマンを追い詰めたところで絶命したシレーヌの心情も、こんな感じだったのでないか。

いや、あのときのシレーヌはカイムの愛で心を満たされ清々しい表情で絶命していたから、この状況とは少し違うかもしれない。

 

いや、とりあえずデビルマンの話はどうでもいい。

 

なんとかして行きたい。

 

 

そうだ。

今までの人生にもこんなピンチは幾つもあった。

 

諦める前に考えるんだ。

 

理論的に考える。

 

どうしてくるぶしの下の部分が痛いのか。

 

そこが靴に当たって痛いから。

 

ということは、くるぶしが当たらなければ良いのだ。

 

ならば、踵に何か入れてくるぶしと靴の距離を取ればいいんだ。

 

踵に入れるもの。

クッション性のあるものがいい。

大橋亭「ゆっこ、ポケットティッシュ2つない?」

 

ゆっこ「・・・・ないっ!」

 

大「新聞とかは?」

 

ゆ「・・・・・ない!」

 

大「ハンカチは?」

 

ゆ「一枚なら。」

 

大「だよね。両足いるからね。駄目だね。」

 

ゆ「誰かに貰う?ポケットティッシュ。ポケティ。」

 

大「いやあ、なんかポケティ貰いにくいわー。」

 

こんかやりとりしながら、せめて平らなところを歩こうと、道の端っこの方の幅15センチくらいの砂利の無いところを冬ソナのサンヒョクよろしく歩いてゴマカシゴマカシ歩いていると、ゆっこが、

「あ、」

 

何か妙案が浮かんだところで、眠いので次回へ続きます。

 

 

君は奇跡を体感したことがあるか。

この間の定休日の月曜日。

伊勢のお客様のところにお邪魔致しましてちょっとご挨拶させていただきました。

フォークフォークコーヒーさんです。

http://folkfolk.net/folkfolk-coffee.html

 

こちらは大橋亭のコーヒーを使っていただいております。

伊勢へお越しの際はぜひ。

 

で、せっかく伊勢まで来たなら行くでしょう、伊勢神宮。

最近信心深いワタクシでございますからね。行きました。

 

ここでちょっと面白いことがあったのです。

その話を少し。

 

ワタクシこの日はトータルコーディネートで革靴を履いていったんですな。

お伊勢さんに革靴はむいてないことはわかっておりましたが、用事はそれだけじゃありません。

他にも回るべきところがありましたのでトータルで考えての革靴でございます。

しかしこの革靴、若干ですがサイズが大きい。

普通の道なら大丈夫なんですが、お伊勢さんの砂利道ですと靴の中で足が動いて、外側のくるぶしの下のところが靴に当たって、段々痛くなってくる。

絵がないのでわかりづらいですが、大体痛い場所がわかっていただけたでしょうか?

わかっていただけた体で進めていきます。

つまり、くるぶしの下のところが猛烈に痛くなってきたのです。

まだまだお参りポイントまでは距離がある。

しかし足の痛みがやばい。

よしんばなんとかお参りポイントまでたどり着いたとしても、帰りにもたないかもしれない。

一か八か行ってみるか。

それとも諦めて引き返すか。

 

 

さあどうしたかは続きます。

シェイプアップ乱世代かジャングルの王者ターちゃん世代か。あなたはどっち?

なんだかんだと忙しい日々を過ごしておりますが。

忙しいといっても本当に忙しい人に比べたらてんで忙しくないってくらいのもんでございます。

 

で、今日yuccoが急に「ターちゃんに似てるね。」って言ってきた。

「え?ターちゃんってジャングルの王者の?」と聞いたら、

「そう。前髪が垂れてる感じが。」

「え?それって前髪が垂れてるのが似てるのか、それとも顔が似てるのかどっち?」

と聞いたら、

「前髪が垂れてるのがターちゃんぽいなと思ったんだけど、前髪が垂れてないところを想像してみてもターちゃんに似てるわってなった。逆輸入的に。」

 

言ってることはよくわかりませんが、まあ要するに顔がターちゃんに似てるということみたいです。

 

似てる似てないは置いといて、「よくターちゃんの顔わかったね。」

と言ったら、

「そりゃわかるよ、めっちゃ好きだったもん。」

「そうなんだ。ターちゃんって、途中からめっちゃシリアスになったよね。」

「ターちゃんの話するといつもそうやって言うよね。でもそれは知らん。」

 

過去にも何度かターちゃんの話してるのね。

「ギャグマンガからスタートして、途中からシリアス路線に入るのって、わりとジャンプあるあるだよね。キン肉マンしかり。」

「あー、梨本小鉄とか?」

「あー、確かに。いや、でも厳密に言うと梨本小鉄はギャグじゃないから微妙に違うかな。」

 

このあと、「俺的にはシェイプアップ乱とうる星やつらが同じ位置」だとか、どーでもいい話が延々と続きまして、「ああ、今日も1日が終わるなあ。」と幸せを噛み締める週末でございました。

男に必要なのはやっぱり愛嬌、です。

昨日今日と、土日がお陰さまで忙しゅうございました。

ありがとうございます。

ま、忙しいのは落語ではなくコーヒー屋の方なので良いのか悪いのかはわかりませんが。

 

いやー、しかし今日はちょっとしたうっかり八兵衞でございまして、来月の落語の機会を逃してしまいました。

うっかりはいけません。ホントに。

信用問題ですからね。

皆様も気をつけてください。

 

とにかくこれからはAIの時代に入っていきます。

根本的な考え方や常識のパラダイムシフトが起こるのでしょう。

なんやかんやそんな訳でございますから、大事なのが人間関係や信用といったものになってくる。

なのでそんなちょっとしたうっかりも起こさないよう気をつけて。

もしくは起こしても許してもらえる愛嬌を身につけていきたいものです。

 

とりあえずうっかりじゃない方の落語ですが、来月は26日に恒例のストアーインファクトリーさんにてあります。

この日も出張コーヒーありです。

ぜひ今年最後のファクトリーさんでの出張、お越しくださいませ。