初山登りしてきました。
見ての通り、全く運動できない大橋亭でございます。
今まで山登りなんてしたことございません。
しかし、憧れはあるのでございます。
なんと言ってもワタクシの目指すところはイケてる経営者。
イケてる経営者といえば運動です。
ジムやジョギングに汗を流す経営者も多い。
自らの健康管理と経営は同じ。
自分の体を管理してこそ経営の管理もできるというものでしょう。
そしてそんなイケてる経営者の趣味といえば、「登山」が多いのではないでしょうか。
無心に山に登り自分と向き合う。
日々の慌ただしさに疲れた心を美しい景色で癒す。
苦しさに堪え忍び到達した頂上をビジネスと重ねることで、また新たなモチベーションを得る。
常に数字という現実と向き合う経営者にとって、山という大自然の非日常に触れることは心身ともに大きなリラクゼーションをもたらすことでしょう。
そう。
山登りは経営者にとって必須なのです。
何より人に「休日は何してますか?」と聞かれた時に「山に登ってます。」と言ったらなんかカッコいいでしょう。
そうです。
すべてはここなのです。
結局いろんなこと言いましたが、人に「なんかカッコいい」と思われることが目的です。
すべての動機は体裁です。
てなわけで行ってきました。
なんと言ってもワタクシはド素人。
もちろん山登りグッズなんて持ち合わせておりません。
靴なんて革靴しかないし、アウターはコートかテーラードジャケットぐらいです。
だから借りました。
登山靴とナイロンジャケット。
山も初心者にちょうど良いであろう所を一緒に行く方に選んでいただきました。
茶臼山です。
長野県の県境にある愛知の有名な山。
ワタクシも昔ドライブで行ったことあります。
1400メートルとなかなか高い山のようですが、1000メートル付近まで車で行けるので登山にかかる時間は一時間くらいではないかということです。
「それくらいなら大丈夫かな。」と思いながらいざ茶臼山へ。
一緒に行く方を岡崎まで迎えに行き茶臼山へ向かいます。
運転中はダイエットやジムの話等々話が弾みます。
楽しい雰囲気でドライブしておりましたが、いよいよ山道に入ってくるとワタクシの調子が悪くなります。
そう、ワタクシ極度の乗り物良い。
普段の運転は大丈夫なんですが、くねくねした山道になるととたんに酔うのです。
普通自分で運転すると酔わないものですが、ワタクシはダメ。
茶臼山高原まであと10キロの看板が永遠のような気持ちになります。
どうにかこうにか話をして気を逸らせながら目的地まで到着。
車酔いはしてたものの標高1000メートル強の高原は、快晴の天気と相まって清々しい風と壮大な景色で一気に気分が良くなります。
山は偉大だ。
靴を履き替えて、気温は思っていたよりも低くないのでそのままTシャツで。
Rさんはバッチリ山ボーイ。
いざ頂上へ。
看板を見ると頂上まで1,1キロ。
え?結構簡単に登れそうじゃない?
ちょっと安心して登り始めると、なんとビックリ。
五メートルくらい登ったらもう軽く息切れです。
さすがの自分も自分の体力のなさに西野カナばりに震えます。
大半の時間を自分の店の中だけで過ごしている体は思った以上に錆びていた、ということでしょう。
しかし戻る訳にはいきません。
ここで戻るなんてダサすぎます。
イケてる経営者を目指すために決めた山登りでダサい姿を見せたのでは本末転倒です。
気合いを入れて登ります。
緩やかなところ、急な坂、キノコに青空。
もう何がなんだか気にすることも出来ずただひたすらに足を前に押し出すのみです。
しんどい!
そして必死に登ること30分、なんとか頂上へ。
そう、正味30分。
見る人が見たらたった30分だとお思いでしょうが、ワタクシは限界でした。
それほどにつらかった!
ただ展望台から見た景色は最高でした。
今度はコーヒーを飲めるように準備してきたい。
そして下り。
下りがまたきつい。
段差を降りた時に疲弊した足で自分の体重を支えるのが非常につらい。
スタスタ進むRさんに待ってもらいながら頑張って下ります。
頑張って下山。
死んでます。
ゆっこにお土産を買って茶臼山を後にします。
このあとは岡崎へ行くのですが、それはまた改めて。
とにかく初の山登り。
「めちゃめちゃ楽しかった!」というには自分のコンディションが悪すぎたのですが、またイケてる経営者になるためにきっと登りにいくと思います。
とにかくトータルで楽しい一日一善となりました。
皆様とぜひワタクシと一緒に山登りしましょう!