40年ぶりだかで書籍の売り上げを雑誌の売り上げが下回っているそうで。
問題は、書籍の売り上げが伸びて雑誌の売り上げを超えたわけではなく、雑誌の売り上げが下がって書籍の売り上げを下回ったということ。
女性誌や漫画といった雑誌が大きな売り上げを占めていた書店にとって雑誌の売り上げが下がるというのは、活字離れが叫ばれ電子書籍が普及する現代においてはかなり厳しい経営を強いられることになりそうです。
そりゃ現代はスマホ社会。
片手に収まる小さな機械にファッションの情報、旅の情報、芸能人のゴシップから音楽のことetcetc、全てがタダで見られるわけで、こうなるとお金出して大きくてかさばる雑誌なんか読まないよ、ということになるようです。
んー、確かにスマホ便利。
わからないこともすぐ調べられるし、写真も撮れるし動画も観れる。
確かに便利ではあるんだけど、最近特に気になるのはカフェに来た恋人同士や友達同士で一緒にスマホを見ていること。
お互いそれぞれに見てたり、はたまた一緒に見たり。
ヘタすると音出して動画見ちゃったりしてキャーキャー言うんだけど、なんかそれで良いのかなあと思っちゃう。
だってせっかく友達や恋人と出かけてるのに話もせずにスマホ見るなんてもったいない。
でもそういうもったいない人がすごく多いから何でかなあと考えてみたんだけど、想像するにスマホが身近になりすぎて想像することができなくなってるんじゃないかと。
例えば僕らの若い頃は携帯はあったけど電話機能のみで、今のようにパソコン的役割なんてなかった。
そうすると例えば女の子とデートに言っても何か会話をしなければならない。面白いことの1つも言わなけりゃ次はないわけで、そうすると一生懸命話題も探すし面白いことも言おうとする。
しかし今の時代は話すことがなかったらスマホ見ればいい。ネット見てSNS見て話題を見つけて、過去に撮った写真を見て盛り上がる。
そう、今は話す話題がなくても会話の隙間をスマホで埋めることが出来る。
人間ってのは楽になるとどんどん楽な方にいく。
頭使って話題を探さなくても会話を埋めれるならスマホに頼っちゃう。
そうして、会話が無くなる→スマホ見る→考えない→会話が無くなる→スマホ見る→更に考えない→会話が無くなる→スマホ見る→もう全然考えない→会話が無くなる→スマホ見る→考えてられない・・・。
とまあこんな具合にどんどん思考することが出来なくなっているんじゃないでしょうか。これは非常にまずい気がします。まあ中にはいつまでもいつまでもしゃべり続ける人もおりますが。
そんなわけで、皆様今度恋人やお友達とカフェに出かけた時にスマホを見ない、というのを試してみてはいかがでしょうか。今現在の自分のボキャブラリーがどの程度なのかを知ることができるでしょう。そしてそのときに初めて、キャバクラで働く女性の会話力のスキルの高さを思い知ると思います。
時代の流れは止めることは出来ない。どんどん新しいものが出来て便利になるし、その便利なものは人間の思考力を奪うものだと僕は思う。
だから意識的に考えることをしないと人間力が弱まっていく気がしているので僕は頑張って本を読んだり新聞読んだり趣味を持ったりしております。それでもまだまだ面白い人には及ばない。でもそういう人に少しでも近づけるように自分を磨いていきたいと思います。
あ、あと人間力を高めるのに効果的なのは「落語」を聴くこと、です。