はい、久しぶりです。
フランス・ヨハンソンさんの『「クリックモーメント」の掴み方』と言う本を読みまして。
クリックモーメントっていうのは簡単に言うと、人生においてチャンスを掴む瞬間があってそれを掴むこと、みたいは感じでしょうか。
アップル、マイクロソフト、スターバックス等々、現在の巨大企業であっても、その飛躍の瞬間は些細な出来事や偶然だったりしたようで。
例えばスターバックス。
元々コーヒー豆やコーヒー器具を売っていたスターバックスのハワードシュルツ氏は、コーヒーの器具の展示会を見にイタリアに行き、たまたま見たバルのエスプレッソ文化に触れてスターバックスでもエスプレッソカフェを開くことを考えた。
いわゆる「閃き」。
この本で言うところの「クリック!」
まだアメリカにはなかった文化を持ってきたんだけど、ただ単純に展示会に行くだけではバルには目がいかなかった訳で、ここで分かるのはチャンスを掴むには常に好奇心を持ち、実行に移す行動力が大事だということ。
この本にはもっとたくさんの事例が紹介されていて、とても面白く読めます。
そしてこれを読むことで一瞬に訪れるチャンスを掴むことの大切さを痛感します。
クリックモーメントっていうのは突然訪れるもの。
自分もそんな瞬間が何度かありました。
落語もそうでしょう。
お客さんに「一緒に落語やりませんか?」と言われた時に「いやー、知らないんで無理です。」なんて言ってたら、大橋トリオさんにツイッターで突っ込まれることもなかったわけで。
一つ動くと思いもよらない方向に物事が進んでいくことって往々にしてあることなので、大事なのは迷わずに行動すること。
これが本当に大事だなあとつくづくこの本を読んで思い知りました。
この本、ポイポイ師匠に借りたんですけどこの本の一番の功績は、人生を変えるチャンスの瞬間を「クリックする。」という言葉に言語化出来たことだよね、とポイポイ師匠と話しておりました。
クリックモーメントっぽい出来事があったときに「クリック!」と叫ぶのが密かなブームです。
そんな訳で皆様も何か人生変えちゃうほどのチャンスが来たときは「クリック!」と叫んでみてはいかがでしょう。