自分に無駄なテンションをかけることは無駄ではないのです。

お久しぶりーふでございます。

ちょっと前ですが、今月15日にケディバシュカンにて落語でした。

一緒に出演してくれたポイポイ亭こぶ枝師匠、福山亭抹茶春師匠、お疲れ様でございました。

そして飛び入りで鍵盤クラシックポップスグループ「フライングドクター」さんも参加してくださり大盛り上がりでございました。

ありがとうございました。

いやー、しかし今回も涙涙の落語会でしたねー。

ある意味、日常において落語するという行為は必要ないでしょう。

こぶ枝師匠は仕事、子育てにボクシングがあります。

抹茶春師匠は仕事にほにゃららに音楽活動。

それぞれに忙しい日常の中で、やらなくていい事に情熱を注ぐ。

そしてきちんと人前で演じられるものに仕上げてくるのです。すごい。

そしてこういう人は、一見無駄だと思える行為にきちんと意味を見いだし自分の糧にしているのです。

まずはこぶ枝師匠、演目は桂三度師匠のネタというマニアックなチョイス。

途中ちょっと詰まる場面があり、ワタクシもタオルを投げようかと思案しながらしばし様子をみる。

しかし持ち前の根性で打破。再び噺に。

ここにワタクシはこぶ枝師匠の生きていく人間力を見た気がしたのです。

きっとこの気迫と好奇心で、この人はこの先も道を切り開いていくだろうことを、ワタクシは座布団という宇宙にたゆたうこぶ枝師匠を見て確信したのであります。

そして初参戦の抹茶春師匠。

ネタは「猫の皿」。

まくらから全開。

派手さはない、しかし細かなくすぐりで確実に笑いを取ります。

爆笑も聞こえる程で、座布団の上で躍動する抹茶春師匠の姿に、何故かワタクシはメジャー一年目のイチロー選手の姿を重ね合わせておりました。

バンド活動でMCに命をかけ、確実に噺家としての自力を蓄えていた抹茶春師匠。

長年積み重ねた語り口は、落語という新たなフィールドにおいてさえ輝きを失うことはなく生き生きとしており、細い体でメジャーに通じるのかという周囲の不安を余所にヒットを量産したイチローのごとく輝いておりました。

溢れる才能を目の当たりにし嫉妬を感じるでもなく、とにかく新たな才能を見いだした自分が誇らしく、嬉しい気持ちでいっぱいでございました。

 

そしたフラドクさん。

文句なしの技術で相変わらず素晴らしい演奏を見せてくれました。

無茶なタイムテーブルにも嫌な顔をせず100%のパフォーマンスを発揮する。

見ていてワクワクして、楽しい気持ちになるステージはさすがでございました。

 

この日見たけしきをまた見たい。

もっとたくさんの方に見せたい。

そんな1日でございました。

落語はまたこのメンバーでやります。いつか。

そしてフラドクさんは11/5に新舞子のリマさんでライブ。

ワタクシもコーヒー淹れます。

とにかく楽しいことを追及していきたい。

皆様もぜひお付き合いくださいませ。

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