渋谷のツタヤ前。ストリートライブならぬストリート落語を。

ビックリしました。

4月は一度もブログの更新がなかったようであります。

書くことが何もなかったのか?というとそうでもなくて、なかなか大きなチャレンジがありました。

 

それは何かと尋ねたら、「渋谷のTSUTAYA前でストリート落語」です。

 

まあワタクシ、ストリートなるものを経験したことはございません。

 

初めてのストリートが渋谷スクランブル交差点のツタヤ前。

 

まあ極端と言えば極端ですが、はやり最小のパフォーマンスで最大のインパクトを出そうと思ったら極端なことをするしかありません。

 

そのために東京。

 

東京でストリートといえば渋谷のツタヤ前が聖地ということを、関東在住の方に聞いた訳です。

 

正直最初はビビりましたよ。

まあまずは軽くどこかの公園あたりでサクッとね、とか思うじゃありませんか。

いきなり渋谷ってねえ、言われるとさすがにねえ。

 

でもまあ話してるうちにイケるんじゃないかという気がしてくるから不思議です。

 

聖地というからには、他にもいろんなバンドやらなんやらもいればね、仲良くなって、励ましてもらったり背中押してくれるんじゃないかと思ったりね。

 

ああ、一人じゃないんだ、なんて目頭を熱くしながら座布団に座るイメージが沸いてきて、公園で一人きりよりも渋谷で一人じゃないほうが心強いんじゃないかってね。

 

そうして決めた渋谷スクランブル交差点へいざ!

 

もちろん頭の中では尾崎豊さんのScranbling Rock’n’Roll。

 

忠犬ハチ公の周りは今日も人だかり。

 

信号の向こうを見てみると何やら人だかり。

 

「おお、誰かがギターかき鳴らして歌っている?

自由になりたくないかい?熱くなりたくはないかい!」なんて心は尾崎な気分で近づいていくと、蛭子能収さんがロケしてるだけでした。

 

いやいや、今俺に必要なものは蛭子さんじゃなくてrock!rockは?いないの?

 

見渡してみてもrockはいない。

蛭子さんとロケ隊、それに蛭子さんに興味がない人だかりが歩いていくだけ。

 

「おいおい聖地じゃないのかよ!」と独り言ちながらyuccoの待つハチ公前へ。

 

「蛭子さんしかいなかったよ。」と告げても、見に行くそぶりもない。

まあそうだよね。俺も別に蛭子さんに何も感じなかったからね。

 

感じたのは、居ると思ってた同士が居ないという焦燥感。

 

しかしここまできてビビるのはダサい。やるしかない。

 

しかし不思議なもので、人間ってのは覚悟を決めると早い。

 

ハチ公前のキスマイのでっかいポスターの前、キスマイポスターを写真に収めている女子たちをものともせずおもむろに帯と雪駄を出し着替える。

 

来てくれた関東在住の二人にも手伝ってもらい、アンプ、マイク、座布団を持って交差点を渡りツタヤ前へ。

 

緑の腕章をつけた見回りのおじさんをやり過ごし、毛氈を敷き座布団を敷きマイクとアンプをセッティング。

 

ツタヤ前で待ち合わせしているのであろう、多くの人の冷ややかな視線を見て見ぬふりをし座布団に座る。

 

さすがにここまでくると緊張はない。

 

いや、緊張していたのか。

 

どちらかわからない、とにかくテンションがあがりめちゃくちゃ楽しくなってくるではないか!

 

もうできればいつまででもまくらを話していたいという衝動にかられながらも、緑の腕章おじさんがいつ戻るかわからない。

まくらを早めに終わらせ、いざネタへ。

 

「風呂敷」を選んでとにかく話す!

 

途中足を止めて聴いてくれる人もいたりしましたが、そのあたりを楽しんでいる余裕はありません。

駆け足でサゲまで行く。

 

 

 

出来が良いとか悪いで言ったら、全然良くなかったでしょう。

 

しかし自分の中で、渋谷ツタヤ前でのストリート落語という前人未到(確認してませんが)の領域に足を踏み入れたという達成感がジワジワとこみあげてきました。

 

東京渋谷という刹那的な街で、きっと誰もきちんと見ていてくれなかったでしょうし、目に入ったとしても3秒後には忘れているでしょう。

 

しかし自分は今、間違いなく生きているという充実感がありました。

 

お金を払って満たされる欲求ではない、自らの体を使って満たされる欲求。

 

自分のしたいこと、こうして生きていきたいという道が見えた渋谷での落語。

 

やはり思い切ってやって良かった。

 

悩んだときは困難な道を選ぶべき。

 

困難な道の向こうにしか光はない。

 

 

やっぱり落語はいいですね。

 

 

 

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