はい、そんな感じでリハーサルも終わりましていよいよ受付開始。
このイベントはいきなり開場ではなく、まずは受付でチケット代を支払い、抽選箱から整理券番号をひいて改めてその番号に習って並び直す、というスタイル。
それを18時から18時半の間で行うのです。
ワタクシたちドリンク担当もソワソワしてきます。
約80人のお客様に滞りなくドリンクとお菓子を渡せるだろうかという不安に加え、「落語はあるのだろうか。」と余計な不安を抱える大橋亭。
しかし無情にも開場時間は迫ります。
それにしてもプロの仕事の見事さといったら。
会場のアパートメントストアーさんはビルの3階。
当然階段に列を作ってわりと混雑するだろうと思っておりましたが、18時半の開場時間には見事に受付が終わっておりました。
メジャーの凄さをまざまざと見せつけられた瞬間でした。
そしていよいよ開場。
ワタクシたちチームケディバシュカンも負けておりません。
なかなかのチームプレイで、テキパキとドリンクとお菓子を配っていきます。
やはりこういうものは仕込みが命、ですな。
なんとすべての人に配り終えたのは18時50分。
なんと20分という早さで配り終えました。
ワタクシいつもはイベントでもコーヒーはハンドドリップで淹れる、をモットーにしておりました。
が、今回は「出来れば開演までに配り終えるように。」という要望がありましたのでその場でのハンドドリップは諦め、事前に淹れておいたコーヒーを温めて提供するというスタイルでいったのが攻を奏しました。
もうここまで来ると一安心。
いや、実際は、「落語あるかな?」という気持ちがあるので一安心ではないのですが、まあ本業のほうは終わっているので、一人の観客としてトリオさんのトークを楽ませていただきます。
いよいよ開演。
まずはチャームさんが登場。
どうやら司会進行もチャームさんが兼ねているようです。
たどたどしい日本語が妙にキュートでございます。
そしてついに「大橋トュリオ!」の声。
やはり「トリオ」の部分はネイティブです。
奥の控え室からトリオさん登場。
もう待ちわびた女性の悲鳴、歓声、そして拍手。
颯爽と現れたトリオさんを見て、「いつか大橋亭も!」と密かに心に誓ったワタクシなのでございます。
そんな大橋亭の決意は知らぬトリオさん、チャームさんとのトークが始まっております。
まずは質問タイム。
チャームさんがお客さんに投げ掛けます。
ガンガンに手が挙がるかと思ったらそうでもない。
なかなか挙がりません。
やはりトリオさんのファンの方は控え目で上品な方が多いですなあ。
品があります。
きっとチャームさんも予想外だったのでしょう。
元々たどたどしい日本語が、焦りによって更にたどたどしくなっております。
あんまり挙がらないのでもうワタクシが挙げてやろうかな思っておりましたら、ようやく挙がりました。
「好きな食べ物は何ですか?」
おー、割りとオーソドックスな質問。
確かに興味あります。
何でしょう。
トリオさんですから、トリュフとかフェットチーネとか出てきそう。
答えは「牡蠣」でした。
案の定チャームさんが「柿?」とか聞いて、トリオさんがイントネーションで説明するという流れになりました。
しかし、牡蠣というのもなかなかおしゃれですな。流石です。
ちなみに誰も興味ないとは思いますが大橋亭の好きな食べ物は、カレーと豚汁とかき揚げとポテチです。
おしゃれのおの字もございません。
あともうひと方のご質問。
子供の頃の髪型は?
おー、これもなかなかナイスな質問ですな。気になります。
トリオさんの答えは、学生の頃はバスケットマンだったと言うことで、角刈りだったそうです。
トリオさんの角刈り、ちょっと想像出来ませんが、やはり世代的にスラムダンクの影響もあったのでしょうか。その辺りは確認しておりません。
どうやら20歳くらいから伸ばし始めたようです。
そして再び誰も聞いてないですが、大橋亭も会社員時代は短かったです。
はい、質問コーナーも終わりまして、チャームさんとの弾き語り。
ビートルズ、クラプトン、サイモンとガーファンクル等々、もう永遠に弾いてられるというくらい二人の息がピッタリで素敵でした。
そして更にはプレゼントコーナー。
受付の時の整理番号で抽選。
当選者にはトリオさんとチャームさんの選んだレコードが貰えちゃいます。
このレコードプレゼントの意味は、トリオさんとチャームさんのレコードの普及活動の一貫だそう。
とにかくお二人のレコード愛が深い。
この会場でレコードプレーヤーを持ってる人はほんの数人でしたね。
それくらい少ない。
それをなんとかしたいということで、レコード当たった人でレコードプレーヤー持ってない人は買ってくださいということでした。
レコード一枚貰って、その為に揃えるプレーヤー等で結局15万くらいかかるという話しで、そうなってくると、果たして当たった方が良いのか当たらない方が良いのかわからなくなってきました。
まあでも、当たって欲しいというのが間違いなくファン心理でしょうけれどもね。
トリオさんが出したレコードは確かリッキーリージョーンズ、ライクーダー、マイケル・フランクス、だったかな。
今回のイベントの音響があまり良くなかったようで、YMOのライディーンはベストな音響で流したいということで諦めておりました。
リッキーリージョーンズはその場で流して、あまりに良くてご自分で持って帰りたくなってたのが面白かったですね。
あとトリオさん、マイケル・フランクスっぽいと言われてたそうですので、ファンの方はぜひマイケル・フランクス、聴いてみてください。
もちろんアナログプレーヤーでね。
そしてチャームさんのレコード、サイモンとガーファンクル、クイーン、アースウインド&ファイヤーだったと思います。
ベスト盤が多かった。
最初にオススメするのはベストからの方が入りやすいだろう、というチャームさんの優しさが溢れるチョイスですな。
このお二人が話しておりました、レコードというのは一曲一曲を大事に聴く、というお話。
確かに一枚のレコードって、片面20分とかで、終わったらひっくり返す。
iPodなんかで慣れた現代人にとっては相当面倒な作業。
でもそれだけ手間をかけると、「ちゃんと聴こう。」という気になるよね、確かに。
便利と引き換えに失ったものってのがきっとあるんでしょうな。
ワタクシもアナログプレーヤー持ってますが、あまり使ってないので、これからはもう少し使っていこうと思います。
あ、最後おまけにレコードではなくブルースブラザーズのDVDのプレゼントもありました。
伝説的なミュージシャンが沢山出てくる映画で、トリオさんが好きだそうです。
そんな感じで、非常に上品に、しかし確実に盛り上がりを見せて終了。
こんな間近に憧れの人との時間を過ごせたお客様の幸せそうな顔が印象的で、そんな空間を共に過ごせたことが幸せでございました。
そんなこんなで無事に大橋トリオさんの「STEREO」ツアー、カフェプレタポルテ名古屋ファンクラブイベント終了。
ワタクシも重責を終えて一安心。
さあ片付けしましょう、というところで社長さんから、「食事どう?」のお誘い!
「いやあ、明日はモーニング営業で朝早いのでご遠慮しておきますー。」
なんてことは言うはずございません。
速攻で「行きます!」
いやあ、打ち上げにあわよくば参加したい!という気持ちはありましたが、まさかホントにお誘いいただけるとは夢にも思わず。
ありがとうございます!
というわけで、急いで片付けて隣の居酒屋に向かうのでした。
イベント終了後、チャームさんとパチリ。いい笑顔です。
こちらは洋服を見てるトリオさんに絡む大橋亭。
最近トリオさんはKAPITALがお好きだそう。