前回までのあらすじ。
栄の町を歩いていたら可愛い美容院を発見。
中から出てきた可愛い女性の営業でまんまと予約し、鼻の下をのばしながら髪を切りに行ったら・・・・。
美容院の中に入ると、スタッフもみんなおしゃれだし、内装も外見同様ぬくもり溢れる素敵な空間。
なんというか、体感したことないような感覚で、大橋亭は一瞬にして魅力されてしまったのです。
髪を切ってくれる担当の女性に、「素敵なお店ですね」というと、「内装はスタッフで作ったんですよ」という答え。
それを聞いた大橋亭はもうびっくり。
「こんな素敵な内装、プロじゃなくても出来るんだ・・・」
ちょうどその頃は、テレビの「ビフォーアフター」の全盛期。
ワタクシたちも、「いつか中古の家を買って匠的な人にリフォームしてもらいたい。」なんて思いながら毎週観ていたのです。
しかし。
その美容院を見た時に思ったのです。
「自分達で出来るかもしれない」と。
もともとテレビラックを自作したり、バイクの塗装を自分でやったりと、DIY的なことが好きだった大橋亭が、こういう気持ちになるのも不思議ではなかったのかもしれません。
それ以来、「中古の家を買ってDIY!」という気持ちは日に日に高まるばかり。
その頃は、結婚して港区の市営住宅住まい。
ついに意を決してマイホーム探しを始めます。
マンション狙いで見学に。
2つ目に見学に行ったのが大須のマンション。
100平米もあるのに値段がお手頃。
しかも場所が名古屋を代表する観光地の大須。
夫婦共々迷いはありませんでした。
マイホームという人生の大きなイベントを、2つ目に見学した物件を即決というスピードで終わらせました。
こうして一歩、大橋亭はコーヒー屋の道を歩み始めたのでございます。
しかしその事はまだ、大橋亭知るよしもございません。
つづく。