いかにして大橋亭トリオはコーヒー屋になったのか。カフェを開きたい方の参考になるかもしれないし、ならないかもしれない。その2。

前回のあらすじ。

 

高校を卒業し、冴えない会社員として働く大橋亭。

ツマラナイ日常に苛立ちを覚える、なんてことすらない無知な大橋亭は24歳でyuccoと結婚し、仕事は楽しくないながらも旅行で行った大分の温泉宿の露天風呂で全裸で山に向かって叫んだり、冬ソナで号泣したり、ショッピングにいそしんだりと能天気に日々を過ごしていた。

そしてある日、栄の街をショッピングしながらyuccoとブラブラ歩いていた時に大橋亭の運命を変える小さな小さな出来事が起きるのです・・・・。

 

栄の若宮大通りに程近い道をyuccoとバナナマンの話をしたりしながら歩いていると、ふと可愛らしい外観の建物が目に入ります。

 

周りの洗練された建物とは違う、DIYを楽しむ外国の家のようなぬくもりを感じる佇まい。

 

yuccoと「素敵だねえ」と話していると、その建物の中から一人の女性が駆け寄ってくるではありませんか。

 

「あのう・・・」と話しかけてくるその人。

 

まさか人が出てきて話しかけられるなんて思ってないワタクシたちはちょっと焦りながらも、その人を見て「かわいい」と思っていたに相違ありません。

 

「こっちを見てたので、気になってるのかと思って。良かったら来てください。」

 

と言って渡されたのは美容院のDM。

 

いつもなら、「なんだ!営業かよ!」となるのでしょうが、やはりかわいいというのは武器ですな。

 

10年以上前の話なので細かい内容は覚えておりませんが、「ああ、美容院なんですね!」と言いながら、鼻の下を伸ばして二言三言会話を交わしたと思います。

 

当時は行きつけの美容院もなかったワタクシにとって、オシャレなお店にかわいい店員さんがいる美容院に行かない理由がありません。

 

後日、しっかりと予約を取ってその美容院に行ったのでございます。

 

そう、そしてそれがまさしくワタクシたちの価値観をひっくり返す体験となったのでございます。

 

 

つづく。

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