落語マラソン2018の第二回のことを書いておりませんでしたので。

先月の29日に「落語マラソン2018第二回」がケディバシュカンにて開催されておりました。

 

なんやかんやしてたら第三回も終わったんですけど、やっぱりこちらにもきちんと書いておかないとね。

 

てなわけで、第二回はワタクシ大橋亭と、IT社長で落語家のポイポイ亭こぶ枝師匠をお迎えしての落語会でございました。

 

いやー、前回はワタクシの一人会でございましたので心細かったのですが、今回は良かったですな。

 

とりあえず一発目は軽くワタクシが「時そば」を。

相変わらずのインスタ配信で、前回に続いてのネタでございますからちょっと慢心もあったのかもしれません。

 

荒かったですな。

 

慢心するレベルまで全然全く到底贔屓目に見ても達していないくせにですよ。

 

でも楽しかったです。

 

なんでしょう、やはり続けてやることで体に馴染んでくると言いますか、自由にやりたくなるんですな。

 

それが結果荒い芸になっちゃうのかもしれません。

 

でもこれはやり続けることで見えてくることですからね。

 

この落語マラソン、意味があると言えるでしょう。

 

続いてポイポイ師匠。

 

演目は「死神」です。

 

今回の落語マラソンではひたすら「死神」を演じるということでブラッシュアップしてようでございます。

 

 

なんといいますか、ポイポイ師匠には相変わらず独特の面白さがあります。

 

まくらも楽しい。

 

ポイポイ師匠は坊主なんですがシーツを頭にかけて引っ張ると、シーツと髪の毛がちょうどマジックテープのようになって首が持ってかれるそうです。

 

ホンマかいな。

 

噺の方も、持ち前の勢いでグイグイと場を引っ張っていき、言葉がつっかえることもなく見事な出来でございました。

 

毎回サゲを変えてくるというチャレンジ精神もすごいです。

 

良かった!

 

 

そして再び大橋亭。

 

今回は「紺屋高尾」。

 

この噺も大好きな噺。

 

 

まくらは剛力彩芽さんZOZOTOWNの前澤さんとの話を絡めて。

 

まあ、出来はどうだったでしょう。

 

とにかく楽しいんですよ。

 

自己満足でしょうけどね。

 

まあ、とにかくまずは自分が楽しむということでね。

 

インスタ配信もハマります。

 

てなわけでございまして、第三回に続きます。

落語マラソン2018 第1回 大橋亭トリオ独演会が無事終了致しました。

ひょんなことから始まった「落語マラソン2018」。

9月まで月2回づつ開催致します。

 

特に誰も求めていないこの頻度。

 

しかしやると決めたからにはやり通します。

 

今回はケディで初めて、演者がワタクシ1人の落語会。

 

奇しくも大橋亭トリオの独演会となってしまいました。

 

他に出演者がいたらともかく、ワタクシ1人を観に来てくださるお客様がそんなにいるわけない、と。

 

下手するとこれ、嫁のyucco1人の前で落語2本やることになるやもしれん。

 

これはワタクシにとっても、はたまたyuccoにとってもまあまあの地獄だと。相当にキツイ。

 

てなわけでございまして、最悪その状況でも落語をやるモチベーションを上げるにはと考えたのがライブ配信でございます。

 

4月に東京のストリートでも少し配信しましたが、今回のように割りとしっかりと告知をして臨むのは初。

 

ライブ配信するなんて相当の緊張感ですが、yucco1人の前で落語する地獄を考えたら配信のがずっとましでございます。

 

そうしていざ開場。

 

すると、お馴染みのお客様がどんどん来てくれるではありませんか!

 

近くの方、更には安城から、名古屋から。

三重県からも来てくださってもうびっくり。

 

完全に誤算、嬉しい誤算です。

 

こんなに来てくれるならライブ配信なんて言わなきゃ良かった、と思わなくもなかったですが告知したからにはやるのが大橋亭でございます。

 

インスタライブ敢行です。

 

今回は独演会なので2本やった方が良いよねとyuccoに言ったら、「1本でいいんじゃない?」と。

 

これはワタクシを気遣う優しさとかではなくて、単純にワタクシの下手くそな落語なんて1本でお腹いっぱい、の「1本でいいんじゃない?」です。

 

きっと志の輔師匠の落語なら10本でも20本でも観たいはずですから。

 

しかしこんな身内の蔑みにもへこたれず2本やります。

 

演目は、まずは「時そば」。

 

夏になるとあえてやりたくなる冬の噺を1本目に。

 

この噺は大橋亭的にはお馴染みなのですが、この度の落語マラソンはお馴染みばかり、同じ噺を繰り返してひたすらブラッシュアップしていくという目的もあるので、敢えて新しい噺はやらないと決めております。

 

ですので何回か披露しますが、そういう狙いでございますのでお付き合いくださればと思います。

 

で、「時そば」です。

 

久しぶりにやったのですが、下手は下手なりになかなか伸び伸びとやれたかなと思っております。うん。

↑「これうどんでしょ!」のシーンだと思います。躍動してますな。

(写真はnanako henmiさんです。)

 

演じてて気持ち良かったです。

 

ただ、見終わった方で、「もっと暴れても良い」みたいな感想もいただいたので、次の噺はもっと行くぞと決意。

 

そして約15分のインターバルをおいて次の噺へ。

 

先月にストアーインファクトリーさんにて初披露した「徂徠豆腐」を。

 

2度目の披露ということとホームでの落語ということで、前回よりも落ち着いて演じることが出来ました。

↑荻生徂徠に再開したときのシーンでしょうか。躍動感ありますな。

(photo by nanako henmi )

 

こちらの噺は本当にワタクシが大好きな噺でやりながら自分で泣きそうになるんですが、今回は観てくださった方から「ぐっときました!」という感想をいくつかいただきまして、本当に嬉しゅうございました。

 

インスタ配信も結構な方に視聴していただきまして、こちらもむっちゃ楽しかったです。

まくらでカメラの向こうをいじる、ということが出来るのが最高でした。

 

そんなわけでございまして、独演会という緊張感の中、思いの外楽しむことが出来て良かった。

 

また29日にやります。

 

この時はポイポイ亭こぶ枝師匠と二人会。

 

もちろんワタクシはインスタライブもします。

これは癖になりそうですな。

 

8月9月と更に続きますので、お時間ある方はぜひお付き合いくださいませ。

 

会場に来てくださった方、そして配信を観てくださった方、本当に貴重なお時間をこの大橋亭に使ってくださったことに御礼を申し上げます。

 

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

 

yuccoラヂヲにビッグゲスト!福山雅治さん、ではなく福山亭抹茶春師匠です。

ここのところ急に梅雨っぽくなりまして。

 

今日はお店も忙しくてわちゃわちゃしておりましたが、なんと福山亭抹茶春師匠が普通にお店に来てくれましてね。

急遽yuccoラヂヲに出ていただきました。

http://kedibaskan.com/blog/1853.html

 

天才的な落語を見せてくれる、いや、ここはあえて魅せてくれる、と書きたい程の天才である抹茶春師匠の素の部分が垣間見えて、マニアにはたまらない内容になっております。

とにかく天才的な福山亭抹茶春師匠、8月、9月辺りにケディでの落語マラソンに登場してくれます。

ぜひ体感してください。

男には負けるとわかっていても勝負しなければいけないときがあるのです。落語マラソンやります。

皆様こんばんは。

 

ワールドカップ、盛り上がっておりますでしょうか。

 

ワタクシも負けじと、落語ワールドカップ開催したいと思います。

 

と言いたいところですが、外国の方の参加はありませんのでワールドカップではありません。

 

我がケディバシュカンにて3ヶ月に渡って落語会を開催します。

3ヶ月走り抜ける!ということで「落語マラソン」ということでお願いいたします。

 

まあ無謀です。

 

一緒に出てくださる方もどれだけいるかわかりません。

 

下手すると全部ワタクシの独演会の可能性もあります。

 

しかしこれはどうしてもやらなければいけないのです。

 

男として。

 

お時間合う方はぜひ。

 

 

日程ですが、
7月は15、29日、8月は5、19日、9月は16、30日です。

すべて日曜日、19時からです。

あと、もしこの悪ふざけに付き合ってくれそうなミュージシャンとかいらっしゃいましたらお声かけくださいませ。

 

とにかく楽しく。

 

詳細はまた都度ご連絡致します。

 

よろしくお願い致します。

今回の落語は徂徠豆腐。とにかく難しい。その2。

そうこうしてるうちに年が変わった。

新年を迎えてもまだ新しい仕事は見つからない。

 

豆腐屋が、どうしようかと悩んでいるところに来客がやってくる。

 

豆腐屋が出るとその男は、「10両預かってきたから、しばらくこれで繋いでくれ。」と言って10両渡し、帰っていった。

不審に思いながらも、現実には喉から手が出るほど欲しい。

ツケの溜まったところもある。

ちょっとだけ使おう、と言いながら使っているうちにどんどんどんどんお金は減っていく。

しばらくすると、またあの男がやってきた。

豆腐屋は、「使ってしまって返せない」というと、その男は、「その事ならあのお方に」と言って玄関に向かって呼びかける。

戸が開いて立派な身なりの男が入ってくる。

「お久し振りでございます。」

 

豆腐屋もあまりの様子の変化に初めは気付かなかったが、間違いない。

おからをあげていた学者先生だ。

話を聞くと、あのすぐ後、将軍家お側用人柳沢吉保に召し抱えられることになり、屋敷に退き移ったという。

火事にあったことも知ってはいたが、度重なる公儀の用に見舞いに来ることも出来ず、仕方なく出入りの鳶の頭に10両を渡し、そして、頼んでおいた新しい店がようやく出来上がったので迎えにきたと言う。

 

新しい店に行くと、豆腐を作る道具がずらっと並んでいる。

 

学者先生が帰ったあと、豆腐屋は新しい店が嬉しくて、豆腐を作った。

 

新しい店で初めて出来た一丁を、学者先生に持っていく。

 

学者先生は待ちわびた豆腐を食べると、豆腐屋に頼みがあると言う。

 

豆腐屋が、「なんでも聞きます」と言うと、豆腐屋の親類に加えてくれと言う。

 

実はこの学者先生は、将軍にも意見ができると言われる程の儒学者になった荻生徂徠。

 

そんな人の親類に、一般商人の豆腐屋がなれるわけがないと断ると、荻生徂徠は言う。

「あなたのお陰で今の自分がある」と。

 

 

はい、長くなりましたが、あらすじはこの辺りで。

ここからサゲに入るわけですが、また次の機会にぜひ観にきてくださいませ。

 

とにかくワタクシはこの話が好きで、何度聴いても目頭が熱くなるのです。

まだまだ全く表現出来てはおりませんが、いつかは自信を持って演じられるように精進したいと思います。

どうぞよろしくお願い致します。