ハングリー精神って最近あんまり聞かない気がしますがダサいんでしょうか。

前回のブログで生まれながらに貧しい、という話が出ましたのでふと思ったのですが、今の時代は中学生はお小遣いはどれくらい貰っているのでしょうか。

 

まあワタシの中学生時代なんてのは30年近く前ですので、今の時代とは比べられませんが、ワタシは500円くらいでしたかね。いや1000円だったかな?

まあどっちにしろ少ない。

「お年玉たくさん貰ってたんでしょ?」とか言いたいですか?

 

たぶん親戚まわってお年玉集めても5千円くらいじゃなかったですかねえ。

 

まあそんなんでしたからワタクシ中学生のころは新聞配達しておりました。

自分のお小遣いを稼ぐためにね。

 

2年生から3年生までの2年間、やってましたね。

 

今考えたら、これだけ続いたバイトはなかったですな。

 

朝4時に起きて、雨の日も風の日も毎日毎日学校に行く前に新聞配達。

結構しんどくて、でもこれだけやって月2万くらいでしたか。

今思えば大した額ではありませんが、まあ当時の中学生のお小遣いにしたらまあまああるほうでしたね。

 

当時はカセットウォークマンが流行ってましてね、当然親は買ってくれませんから自分で買いました。

 

みんなはXとかジュンスカとか聞いてたようですが、ワタクシはバリバリのアイドル好きでしたからね、ナンノはもちろん、浅香唯さんや工藤静香さんや斉藤由貴さんなんか聴いてましたねえ。いや最高。

 

そういう歌で、薄暗い朝の町の寂しさを誤魔化しながら新聞を配って歩いていたわけです。

 

今思えばこんな辛い仕事をよくやってたなと思いますが、いろいろやったバイトの中で2年も続いたバイトは他に無かったことを思うと、なかなか新聞配達という仕事も性に合ってたのかもしれません。

 

まあそんなわけで、大橋亭まあまあハングリー精神を持っているんですが、それはこんなところからきてたりするんです。

 

 

 

 

ワタクシ、お金がすべてじゃない、という時期は過ぎております。

ローラさんがもめております。

まあよくある話ではありますし、詳しく知らないのでなんとも言えませんが、「売れる」というのは、なかなか一人では難しいものだよなあ、とは思っておりましてね、当然ローラさんが売れたのも事務所の力、ということは言えると思いますね。

当然最初は事務所に感謝するだろうけれども、そのうちお金が大きくなってくると、「わたしのおかげでしょ」となるんですよね。

 

でもしょうがないですね。

お金は人を変えるものです。

 

しかし、世の中お金じゃない、なんてきれいごと言ってみても結局お金がないと何もできない。

生まれながらにして貧しいワタクシは、そのあたり痛感しておりますね。

 

もともとは生まれながらに貧しいので、それがスタンダードですからそれほど不自由でもないんですけどね、お店始めてからは「あれもしたい、これもしたい」が多くなってくるので「ああ、売れたい」という思考に向かうんですねー。

 

そして今はその夢に向かって進んでいるんですが、やはりこうしてお店を頑張っていると、なんとなく助けてくれる人っていうのが現れたりする。

やはりね、ワタクシみたいな雑草は、どんだけ頑張ってもたかがしれてるんですね。

どこかのすごい人に引っ張りあげてもらわなければいけない。

でも、どこかのすごい人も、頑張ってない人には目もかけないですから、やっぱりそこは信念を持って、たかが知れても頑張りを見せなければいけないわけです。

 

今のワタクシ大橋亭は、兎に角お店と落語を頑張って大きくしたい。

そしてあわよくば、すごい人に引っ張りあげていただきたい。

 

そして、お店を大きくしたあかつきには落語にもっと集中してね、落語したいですね。

そいでもって、お世話になった人たちに恩返しをしたいなあと思っております。

 

 

 

 

君は奇跡を体感したことがあるか。4

ピンチをチャンスに変える、ということがあります。

人は満たされている時よりも満たされていないときのほうが考えるものですね。

新たなイノベーションを起こすためには、ここにないものを求め渇望することが重要なのでしょう。

 

というわけで、前回伊勢神宮でくるぶしの痛みを緩和させるためにどうするか。

参拝するためにはどういった工夫が必要なのかを考え、見事にナプキンという突破口を見出したわけです。

もしここで、ティッシュを山ほど持っていたら、このアイデアは浮かばなかったでしょう。

ハンカチが2つあっても同様です。

簡単に解決できない状況が、新たなイノベーションを生んだのです。

 

しかし、このときにワタクシが感じたのは、新たなイノベーションが生まれた、という喜びの感情よりも、夫婦というものの素晴らしさでした。

 

妻yuccoが差し出した夜用のナプキン。

 

普通に考えたら、絶対に出さないでしょう。

 

そこには様々な葛藤が生まれるはずです。様々な。

 

しかし妻は自分の恥を忍んで差し出すことで、ワタクシの願い、願望を叶えようとしてくれたわけです。

 

ここには16年連れ添った夫婦のきずながあり、お互いを思いやる心がありました。

 

そう、ワタクシはここ伊勢神宮で、夜用ナプキンを通して奇跡を見、そして夫婦のきずなを改めて知ったのであります。

 

 

伊勢神宮の神様、ありがとうございます。