世の中にはすごい人がたくさんおります。

キングコング西野亮廣さんのトークショーが終わって数日が経ちました。
西野さんの絵本、えんとつ町のプペルの個展開催のクラウドファンディングのパトロンになって約3カ月。
長かったけど、終わってみたら短かったような。

僕はどうしても新しい価値観を生み出そうとする人に共感する。
西野さんの漫才にも絵本にもそれほど興味はなかったけど、誰も歩いていない道を探していく部分に僭越ながら自分たちを重ねてしまった。

伝統、慣例、流行、これはなにも生み出していない。
もちろん伝統は守らなければいけない。
でも伝統を守りつつ、新たな価値観を創造することが本当のアーティストだよね。
だから僕は落語でも古典だけをやる噺家さんより新作を作る噺家さんが好きです。

まあまとまりのない文章ですが、やはり西野さんはすごい人でした。

現状に甘んじているアーティストの方や表現者の方はジャンル云々抜きにして西野さんを見習った方が良い。
よく言いますが、パンは小さな箱ではその大きさだし、大きな箱なら大きくなる。
痛みを覚悟して、より大きな箱に飛び込んでいかないとどんどん小さく収まりますよ。

落語って、本当に人生を味わい深くしてくれるなあ、という話。

昨日は赤穂浪士の討ち入りの日だったようで。
今まで忠臣蔵って知ってるようで知らないお話でしたが、ふとしたことで興味を持った次第です。
そのふとしたきっかけ。それはやはり志の輔師匠の落語。

今まで忠臣蔵は歌舞伎や講談では語られてきたんですが、落語で忠臣蔵ってのはあんまりない。
それは志の輔師匠曰く、落語っていうのは基本的に人間の欲や駄目な部分を面白おかしく描き、それを「人間てのはしょうがないなあ」と愛を持って受け入れるもので、あまりに男気のある忠臣蔵は落語には似合わないから、というようなことでございます。
そんな常識を覆すべく立ち上がったのが志の輔師匠。岡野金右衛門が吉良邸の図面を手に入れる場面を切り取り、見事な落語を披露してくれます。
それが「忠臣ぐらっ」。

https://m.youtube.com/?reload=7&rdm=2cg9d046j#/watch?v=aGLNy-NMT4g

やはり誰もやらないものに挑戦し、そして見事に笑いに昇華させる志の輔師匠の心意気に憧れます。芸を志す者ならこの気概が無くてはいけないよね。素敵。

そいでもってもう1つ、志の輔師匠の「中村仲蔵」。
これがまた素晴らしい。
忠臣蔵を題材にした歌舞伎を演じる役者の噺。
とにかく素晴らしい。
生で一度拝見したいと願う演目です。

まあそんな訳で、落語を通してちょっぴり忠臣蔵を好きになった次第でして、落語ってのはつくづく人生に深みを与えてくれます。

やむなくこのままで。

塩系男子で思いだしましたけど、男の人の髭って女の人にかなり人気が無いらしいですね。むさ苦しいとかチクチクするとか不潔っぽいとか。

塩系男子は薄い顔らしいんですね。芸能人では加瀬亮、瑛太、松山ケンイチなどなど。西島秀俊とか浅野忠信とかも入ってたのがよくわかりませんが、まあそうらしいです。ワタクシみたいな髭メガネは何系なんでしょう。ホワイトソースかタルタルソースかなんかでしょうか。とにかく女性はつるんとした男性が好み、という方が多いらしいということです。

そうは言ってもワタクシの憧れの人はヴィンセントギャロにオダギリジョー、ジョニーデップにリリーフランキーですから。全部髭の人ですからしょうがない。

それに髭の理由はなんとなく雰囲気が良く見える、という錯覚を利用したいというのもあります。

ですから人気は欲しいですが、憧れと錯覚という観点からもうしばらくこのまま髭メガネでいこうと思います。

 

流行に敏感なのがオシャレではなく、夏でも革ジャンしか着ない!っていうこだわりの方が素敵なわけで。

朝のラジオで聞きなれない言葉が。

“塩系インテリア”

なんだかよくわかりませんが、男の顔も塩系が人気らしいです。面倒くさいのでググってください。

 

で、塩系インテリアですが、僕なりに解釈して簡単に言うと、壁などの全体を白ベースに、雑貨などのアイテムに黒をポイントにもってくる。アンティークやアイアン、そして植物のグリーンでシンプルかつ男らしさを演出する、という感じでしょうか。今流行りのブルックリンのテイストも塩系、なんですかねー。カラフルなものを入れるのは厳禁、だそうです。

〇〇系とかとにかくいろいろ新しいものが出てきます。

こんなのが流行りです、とかなんとか。

でもこんなこといちいち流行りとかなんとか言うとそうじゃない趣味の人は流行遅れとかなんとか言われるのでしょうか。

そもそも流行に乗ること自体が恥ずかしいことなんで、乗るにしても、そっと乗らないと。ちょっと恥ずかしそうに。コッソリ乗って、人に見つかったら「ちょっと乗っちゃった!てへっ!」みたいな感じで恥じらいを見せて欲しい。流行ってそういうものじゃないんですか?

 

ちなみにワタクシの城のコーヒー屋の中は、ピンクに紫に緑にターコイズブルー、雑貨はガチャガチャでシンプルとは程遠い。

究極のオシャレは何も出すものがなくなったときではなく、何も引くものがなくなったときだ、なんて言います。

確かに同感する部分もある。

でも実際、足して足して、トータルでバランスとれてかっこいいてのはすごい。引いて引いてシンプルにカッコよくなんて、足して足してより簡単だ。引いて引いてカッコいいのは、散々足して足してのオシャレを経た人がたどり着く境地だと思う。僕らはまだまだゴチャゴチャしたいからシンプルのラインに行ってないけど、シンプルに舵を切っても僕らはカッコいいものが出来ますよ、きっと。

 

それはさておき、結局一番かっいいのは時代に流されず自分のスタイルを持っている人。そこを目指さないと。

ちなみに、ゴチャゴチャしてシンプルとは程遠いインテリア、赤味噌インテリアの流行はいつ来るのでしょう。早く来い。