タキサイキア現象、ラーメンマン、落語。

暑い暑い・・・・。

と言ってはおりますが、基本店内での生活のためそれほど暑い実感がないのが現実の

大橋亭トリオでございます。

 

昨日ですが、洗い物をしている時にナイフで指を見事に切りました。

指をナイフが滑っていく瞬間、実際はコンマ何秒だと思いますがその時は妙にスローで、

「あ、今指切れてる。」なんて頭の中で考えてたくらいです。

 

人間、事故の瞬間にこういうことがありますね。

ワタクシも高校生の時に経験しました。

バイクで右折の矢印が出た交差点を曲がろうとしたとき、赤信号で直進してきた車と衝突。

その時の運転手の方の、「ああーーーーーーー!」と近づいてくる顔がやけにスローで、その時も「あ、ぶつかるのね、これ。」みたいにある種冷静だったものです。

ちなみにこういうのタキサイキア現象というそうです。今知りました。

 

しかしそんな冷静な脳は一瞬で、我に帰った瞬間あまりの痛みに悶絶。お客様がいなかったら叫んでいたことでしょう。

しかしゆっこはいない。(バックヤードで休憩中。こんな時にも優しい僕はゆっこに助けを求めてゆっこの休憩の邪魔をしたりしない。)

とりあえず自力で消毒。

任侠映画だか時代劇だかでよく見る、お酒を口に入れてブーっと傷口に吹きかけるがごとくマキロンのプラスチック容器のボディをシュコシュコし指にかける。

洗面台にマキロンとともに流れる血が、いやがおうにもサイコのあのお風呂のシーンを思い出させます。

なんとかラマーズ法っぽい感じで呼吸を整えつつ痛みをこらえ、防水性能を備えた絆創膏を貼り一段落。いやー焦った。

いやしかし絆創膏ってホントに心強い。切り傷擦り傷靴ズレなんでもござれ。

皆様も今一度、家に絆創膏が常備してあるか確認しましょう。

 

そんなこんなで一晩たったわけですが、もしかしたら縫わなきゃいけないかもと心配したほどの傷もそれほど大事に至らず。自分のラーメンマンばりの回復力に驚いておりますが。

 

やはり何事も慣れた頃に痛い目に合います。

それを気をつけろ、といってもなかなか難しいので、痛い目をみて気持ちを改めることが重要でしょう。改めます。

 

というわけで、毎回痛い目を見ているワタクシの落語ですが、16日はケディバシュカンで、そして17日は四日市のカフェarさんで、31日には伊勢のFOLK FOLK COFFEEさんであります。

ぜひ皆様お越し下さいませ。

 

やりたいことが多すぎてそろそろ限界でしょうか?

7月になっております。

16日はケディバシュカンにてイベント「落語と音楽」です。

シンガーソングライターの森山ほのみさんをお迎えしてのこのイベント。落語はともかくほのみさんは格別ですのでぜひお越しくださいませ。

7月16日(日)19時会場、19時半開演。1500円プラスドリンク代500円。前売り、予約は1300円プラスドリンク代500円です。

 

さてさて、今までノリで生きてきてしまった大橋亭トリオでございます。

ノリ、いわゆる勢いが大事だと常日頃言っている訳ですが、なんとなく今の現状に必死になって、それを守ろうと本来自分の持ち味である「ノリ」を押さえ込もうとしている自分に気づくようなことが出来事があって、ふと戸惑うことが起こっております。

本心は一歩踏み出したい、勝負をかけてみたいと思いながら、でもやっぱり時期尚早じゃないかとか、失敗するんじゃないかと弱気になる。

でもどうだろう。

やっぱり何事もやってみないとわからなくて、そんでもって行動すると、予期しないプラスなことが起きるということは少ない経験ながらもわかっているのだ。

そしてもし、良くない結果になってそれを人が笑ったとしても、それがなんだ。

戦うことをしない者の言うことなんて気にすることじゃあないと、中島のみゆきさんも歌っているではないか。

自分らしく生きることが何よりで、後から後悔しない選択をすることが最も尊い。

 

人は取り越し苦労がほとんど。

考え過ぎず本能の赴くままに。

 

とりあえず、動いてみよう。

写ルンですのリバイバルヒットのニュースを見ながら2017年後半の決意を新たにする。

いよいよ6月も終わりです。

びっくりですが今年も折り返し。

後半も張り切ってまいります。

 

いやしかし、日経平均株価は2万円を超えましたが、そんな好景気とは反対に個人消費は下がっているそうです。

働く人々にはあまり好景気を実感できていないようで、節約志向がまだまだあるようです。

まあこうなってきますと世間ではいかに安く物を買うかということになりますが、インターネットが普及して昨今は簡単に値段を比較しやすくなっており、百貨店など正価で販売するところは苦戦を強いられているようですな。

あとは外食なんかも節約されやすく、そういったお店は値段ではなく他の付加価値をいかに生み出していくかがが重要になってきます。

大事なのは柔軟な姿勢。

スターバックスは京都に畳の店舗を出したそうです。

京都の景観をこわさないよう緑の看板はなし。行列も景観を壊すので、別のところに待合室を設けるという徹底した店づくり。

やはりこのあたり流石だなと思います、スタバ。柔軟。

そしてやりたいことを形に出来る資金力。羨ましい。

 

大事なのは今までの価値観を疑うことがどれだけ出来るか。

これからの時代、物事の移り変わるスパンはどんどん早くなる。

しかしそこに流されることのないよう、自分らしさを持ち、かつ広く愛される店づくりを目指す。落語もね。

そんなことを改めて思う、2017年の7月。

たまにはサラッと時事ネタを。

日本の成人の喫煙率が初めて20%を切ったそうです。

そうなんですね。びっくりしました。

20%って、かなりマイノリティな数字。

僕がお店始める前は工場に勤めていたんですが、そこでは多分喫煙率99%でしたね。

僕は吸わないんですけど、休憩中僕を含め数人だけでした。喫煙室に入らないのが。

そう考えたら20%って驚きの数字です。

ちなみに最近は加熱式たばこというのもあるそうで。

煙が出ない革新的タバコ「加熱式タバコ(iQOS)」とは?

 

まあなんにしてもワタクシはタバコは吸いません。

すいませんm(_ _)m

なんだかんだ言っても結局最後は三杉くんです。

もう6月も終わろうとしております29日、18時40分、皆様いかがお過ごしでしょうか。

最近時間がない時間がないとのたまうワタクシ大橋亭でございますが、よくよく考えたら結構寝ているという結論に達したわけでして、こうなったらあんまり寝ないでやろうろ考えた結果が、23時の仕事終わりにそのままお休みモードに入らず夜中の3時くらいまで起きてるという強行手段でございます。

これがなかなか良い。だって1時に寝ても3時に寝ても起きるのは9時なんだもん。

それだって6時間は寝られる。7時間は寝なきゃいけないなんて話も最近は聞きますが、大事なのは「今」であって、未来ではない。

伝説のサッカー漫画、「キャプテン翼」。

翼くんがよく怪我を痛み止めの注射で誤魔化しながら試合に出ておりました。

医者や周りの人は止めます。

大事なのは未来。未来を棒に振ってまでこだわる試合じゃないと。

しかし翼くんは試合に出ます。今、この瞬間の想いが大事なのだと。

子供ながらに思っておりました。なぜ翼くんはここまでするのかと。

何かに夢中に打ち込むということを知らなかった幼くて無知だった僕。

しかし今ならわかる。肩と足の痛みに耐えながら、小次郎や若嶋津、カール・ハインツ・シュナイダーに向かっていった翼くんの気持ちが。

 

まさしく今のワタクシが翼くん。今やらないと、ダメなのだ。

コーヒー屋にしても落語にしても、遅いスタートだったワタクシにちんたらしている時間はない。寝る間を惜しんでいる時間はないのだ。痛み止めでもなんでも打って走るのだ。

先を走る人たちに、追いつけないまでも離されない為に。

そしてなにより、自分のたどり着きたい目標の為に。

 

そう、僕の心臓はまだ動いている。