寅さんからパートナーのありがたみがわかるのです。

先ほど意味もなく、うちのカワイイにゃんこのバービーちゃんに手を噛まれました。

 

かわいい。

 

 

はい、そんなわけで、この間録画の途中で容量不足で録れなかった「男はつらいよ 寅次郎柴又より愛をこめて」ですが、無事ゲオでレンタルできまして観終わりました。

 

やはり寅さんは面白い。

 

しかし今回の話はyuccoは特に好きだったようで。

 

その中で印象深いシーン。

 

マドンナ栗原小巻さんが、真面目で誠実だけど平凡で冴えない男にプロポーズされ寅さんに相談する時のセリフ。

 

「身を焦がすような恋の苦しみとか大声で叫びたいような喜びとか、胸がちぎれそうな悲しみとか、そんな・・・・そんな感情は胸にしまって鍵をしたまま、一生開けることも無くなってしまう・・・・」

 

30歳を超えて一人で島の教師を続ける女性の苦悩が鮮明に描かれた名シーン。

 

寅さんは答えます。

 

「俺のような渡世人風情の男には、そんな難しいことはわからねえ。ただ、お話の様子じゃ、その男の人はきっと、いい人ですよ。」

 

この映画は85年。

 

まだ現代のように、結婚以外の選択肢が一般的ではない時代。

 

平凡でも、誠実な人なら結婚すれば幸せになれる、そんな時代だったのでしょう。

 

やはり映画にはその時その時の時代背景が見えて面白いですな。

 

現代じゃあ生涯未婚率(50歳まで一度も結婚したことがない人)が男性23%、女性が14%らしいし、18歳から32歳までの女性で恋人がいない割合が約60%ということです。

 

このマドンナも現代であれば、さほど気にすることなく結婚を断ったような気もしますが。

 

上の数字を見れば、誰かと一緒になる、ということがすでに奇跡なんですね。

 

そう思えば、今あなたの隣にいる人がどれだけ大切かということがわかります。

 

皆様、パートナーを大事にしましょう。

 

 

いやあ、ほんとに寅さんには”人生”が詰まっております。

 

皆様もぜひ。

ドイツで落語をやりたい。そしてドイツにコーヒー屋を出したい。

言霊ってのはありそうだなと近頃思っておりましてね。

 

コトバンクさんによると、

 

「古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。」

 

とこういうことだそうで。

 

何事も言ったとおりになる、と捉えてよさそうですけど、良いですか?

 

はい、そんなわけで、近頃そんなことが起こります。

 

いや、厳密に言うとまだ実際に起こったことというわけではありません。

 

が、まったくもって不可能ではないんじゃないかという希望が持てる程度ではありますが。

 

でもね、口にしたからこそ、可能性が広がるということは多分にあるんです。

 

その中の一つで最近では、うちのカミさんがね、高橋克典さんが好きで、会いたい会いたい言うてるんです。いい年こいて。

 

いや、もちろん会えてません。

 

会いたい会いたい言ってたら会えました!って話ではないんです。

 

ないんですが、なんとワタクシ達と近しい方がこないだ高橋克典さんに会ったというではありませんか。

 

ね。普通なかなか会えませんよ。高橋克典さん。

 

元中日の山本昌さんだったら何となくすぐ会えそうな感じはありますけどね。

 

山崎武さんも同様です。

 

・・・なんで元ドラゴンズの人ばかりなのかよくわかりませんが。

 

とにかく高橋さんは会えない感じ強いですね。

 

田村正和さんよりは会えそうな感じはしますけどね。

 

それでもかなり難しいでしょう。

 

しかし、近しい方は会ったのです。

 

ね、すごいでしょう?

 

しかもただ一般人がたまたま会っただけなら2度目は難しい。

 

しかしこの方、また会える可能性はゼロではない感じなんです。

 

この方、今は一般人ですが元々ちょっと一般人ではない。

 

しかも気持ちが中二なんで、なにかやってくれる感じがあるんです。

 

 

いや、もちろんこれだけで会えるわけではもちろんありません。

 

しかしね、会いたい会いたいといい年こいて言ってたからこそ、この近しい方も「なんとかしないといけない」と、意気に感じてくれるのではないでしょうか。

 

そうです。

 

マッキーこと槇原敬之的に言えば、好きなことは好きと言える気持ちを抱きしめてないといけないわけで。

 

まあこの話の趣旨は会いたい人の名前を言うことが大事なんてミーハーなものではなくてですね。

 

大事なのは思いを口にすることということ。

 

でもまあせっかくなんでワタクシも久しぶりに言っておきます。

 

 

「南野陽子」さんに会いたい。

いや、誤解のないように言っておきますが、五福星は大好きです。

ハードディスクがいっぱいで「男はつらいよ」の録画が途中で切れておりました。

 

週末、疲れた体を一時安らげてくれる寅さん。

 

それがこんな理由で観られないなんて。

 

その悲しみは、楽しみに取っておいたタルトタタンの最後の一口をちょっと席を外した時に食べられてた時の比ではありません。

 

しかも後生大事に残しておいた映画が五福星。

 

これを消してればと思うと死にたくなります。

 

 

 

そんなわけで最近ほんとにバタバタしておりましてね。

 

落語やお店のほうがっていう訳ではないんです。アフター5やオフの時間が忙しい。

 

遊んでるわけではないんですよ。

 

仕事がらみ。

 

でも直接的に売上につながるというものでもなくて、今後のために種を蒔いてるというような状況なのです。

 

うん、それにしてもですね、1年前に見てた景色と、今現在見ている景色っていうのがまったく違っておりましてね。

 

それって店の中を模様替えしたとかそういう視覚的なものではないですよ。

 

頭の中の景色、想像する景色、というんでしょうか。

 

人間関係という景色、とも言えるかもしれません。

 

繰り返し言っておりますが、昨年末から自分の動き、思考を変えたわけです。ワタクシ。

 

より前向きに。

 

より広がりを意識して。

 

そうすることを1年間。

 

すると、自分でも想像出来なかったような楽しいことがどんどん起こってくる。

 

もちろんそれと同時に責任や怖さも出てくるんですがね。

 

それが楽しい。

 

寅さんのシリーズ第36作、「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」の冒頭に、アメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディの言葉が出てきます。

 

「なぜ人類は宇宙を目指すのか。

 

 

なぜならそれがやさしいからではなく困難だからである。」

 

 

 

まさしく今、この言葉が深く理解できるのです。

 

 

2018年はもっといろいろチャレンジしていきます。

 

穂の国とよはし芸術劇場で立川志の輔師匠の独演会。5

さて、志の輔師匠の独演会。

 

只今VOL.4とだいぶ引っ張ってますが、こういうものは一気に書かないとメモを取っているわけじゃございませんので、いざ続きを書こうと思うと忘れてしまっているという状況に陥るものだということを今まさにこの瞬間に感じているわけでございましてね。

まくらで面白かった話を書こうと思うんですが、面白かったということが残っているだけで、どんな話をしてくれたのか忘れております。

 

というわけで、演目はもちろん覚えておりますので発表です。

2つ目の演目は、「茶の湯」でございました。

 

新作でくるかと思いましたら古典で意外。

 

しかしこの「茶の湯」はyuccoが好きなお噺ですのでナイスなチョイス。

 

 

皆様ご存知、「茶の湯」のあらすじは、

 

息子に家督を譲ったご隠居さん。毎日毎日暇を持て余している。

 

しかし、隠居の身としては風流なことをしたい。

 

ということで、微かな記憶を頼りにお茶を始める。

 

お抹茶ではなくきなこ、茶道具の名前はでたらめ、しまいにはお茶が泡立たないからむくの皮(昔は石鹸に使ってたそうです)を使う始末。

さあ一通りやったら今度は客に振る舞いたくなるもの。

 

こうして描かれる隠居と客のどたばた劇。

 

 

くすぐりも多く楽しいお噺で、志の輔師匠さすがの面白さ。

 

会場は爆笑の嵐でございました。

 

 

と、こうして書いてる間に、師匠のまくらを少し思い出しました。

 

「風流」という言葉は趣がある、というような意味以外に、思いもよらないことが起こったときにも使うというお話でした。

 

お寺の坊主が勢いよく雑巾がけをしている。

壁まで来て方向を変えるとき、ふと柱に足の小指をぶつける。

激しい痛みに顔をしかめながらここで、「風流だなあ。」

 

と、こんなふうに使うようですね。

 

志の輔師匠も、ゴルフのドライバーショットでボールが足元で転がったときは「風流だなあ。」というようにしているそうです。

 

皆様もなにか思いがけない出来事があったときはぜひ、「風流だなあ。」と言ってみてください。

きっと、素敵な気持ちになれると思いますよ。

 

 

人生をポジティブに生きる良いお話でしたね。

 

ではまた。

 

 

つづく。

 

大橋トリオさん、10周年おめでとうございます。

今日はとっても寒かったようですが、皆様風邪などひいておりませんでしょうか。

どうも、大橋亭でございます。

 

 

 

志の輔師匠の独演会、まだレポート途中ですがまたまた回り道。

 

そうです。

今日は本物の大橋トリオさんがデビュー10周年のライブが開催されておったのです。

「大橋トリオの10周年ライブは、女房を質に入れてでもいけ!」なんて言葉も聞こえてきますが、さすがに女房を質に入れるわけにもいきませんし、入れたにしても返してもらう方法もよくわかりません。

ましてや店を休んで行くなんてこともできない。

そこが悲しいところでございます。

 

そうなんです。

本当はワタクシも行きたかったんです。

でもまだまだ自分たちにその力がないのです。

そんな悔しい思いをグッと噛み締めながら、「いつかもっと自由を手にいれるぞ」という決意を強くし、コーヒーを淹れておりました。

 

そんなわけで、トリオさん10周年おめでとうございます。

 

来年も一層のお活躍をお祈り致しつつ、大橋亭も前座で落語を披露できるようにちゃっかり一緒にお祈りいたしております。

 

この遠い常滑から一言お祝いの言葉を。